「国際標準医薬分業を推進する国際シンポジウム」 International Symposium on Complete Separation of Pharmacy and Medicine 国際薬学連合(FIP)協賛

 

現在の日本の医師・薬剤師の関係は、医師法第22条、歯科医師法第21条及び薬剤師法第19条のそれぞれの例外規定により、 「先進国では薬剤師にしか許されない調剤が、日本では医師なら薬剤師免許無しで許される」つまり「医師がいれば、薬剤師はいら ない」ことになっています。このような医師の調剤では処方せんが交付されませんから、当然処方せん鑑査機構はなく、治療の安全性 と透明性は保証されません。また、多くの薬害事故が発生しておりますが、実態の把握は困難です。よく院外処方せん率を分業率で あるかのごとく紛らわしい表現をしている事例がありますが、これは医薬完全分業のことではありません。紛れもない分業(完全分業) は、上記3法条文のそれぞれの例外規定部分が廃止削除されることです。

 

日本薬剤学会の医薬完全分業推進活動は、標記のシンポジウムがFIP協賛であることからも、その正当性が国際的に認められた のです。第一級の先進国になった現在の日本で123年前に制定された、他の先進国には存在しない医師の調剤を廃止し国際標準 の調剤を確立しようとする努力が評価されたと言えます。

 

この国際標準の調剤は、1240年にヨーロッパで、王の勅命により法制化され770年に亘り他者から侵されない薬剤師固有の職能 となっており、日本の薬学・薬剤師がこれの確立のために真摯に取り組めば、世界の薬剤師が応援してくれますから、必ず達成できる と思います。国内でも、大臣・衆議院議員等の要人に面談して意見を伺ったところ本学会の活動は当を得ているという評価を得てお ります。

 

現在の薬学生に、日本の不完全な医薬分業の実態を法的に正確に説明するとき、これが打開されることを望まぬ者はおりません。 薬学の先輩達には学生のこの望みに答える義務があります。そして、この実現は薬学・薬剤師の利益のためだけでなく、国民の生命 と健康を護ることに結びつきます。薬剤師のみならず、一般市民の方々もこのシンポジウムにご参加くださり、国際的に通用する日本 の医療システムをつくり上げることにご協力をお願い申し上げます。

2012年6月 公益社団法人日本薬剤学会

日時:2012年9月25日(火)13時開始(12時半より開場))

会場:日本教育会館 8階会議場←クリックで地図にリンク

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