永井恒司先生のメッセージです

各位:

最近、関係する編集者が私の意見を活字にして、更に添付のようなのPDFの別刷2編をつくってくれました。それぞれ次のタイトルですが、 メールにて送らせていただきますので、時間がありますときご一読いただければありがたく存じます。

(1) 日本学術会議薬学委員会分科会の提言「薬剤師の職能将来像と社会貢献」について国際的観点からの意見。

(2) 初代会頭長井長義先生の薬学理念を継がない現日本薬学会 ― 横山祐作先生の特別講演「日本薬学会の現状と将来の課 題」を拝聴してー。

(※上のタイトルをクリックするとPDFにリンクします。)

いずれも発表してから、かなりの時間が経ちますが、まだ何方からも反論は頂いておりません。内容は一言で言えば、真の薬剤師の職能 に関するもので、(1)は「薬剤師の職能将来像と社会貢献」の基本の基本は、薬剤師が薬剤師固有のステータスを保持することか始ま る思いますが、当該提言はそのことを避けて通り、「医師が居れば要らない薬剤師」の議論に終わり、いわば "砂上の楼閣"を築いている 感があると思われること、(2)は長井先生は、エフェドリンの発見という偉大な研究ばかりでなく、医薬分業を推進するなど、公益性に富 む真の薬学事業を進められましたが、現薬学会はそのような、長井先生が抱いておられた薬学理念を継いでいるとは思えないこと、を正 直に記述しました。

 

私は、1975年に石館守三先生に同行して始めて国際薬学連合(FIP)年会に出席し、以後2回欠席しただけで、国際最多数回出席 者の一人であり、日本の異常な薬学を世界普遍な薬学のレベルに上げることに関心を持ち続けて来ました。1990年の日本病院薬学 会設立記念講演会で "医薬分立" と題する特別講演をさせて貰いました。"分立"を唱えたのは、欧米の医薬完全分業国のように、 医師・薬剤師は互いに独立・対等であるべきことをFIPで学んだからです。そして、これが人類発祥以来の原理原則であり、それを守る ことは薬学人のライフワークとして取り上げるに値いすると思って今日に至りました。

最後に念を押さねばならないことは、私の主張は"薬剤師の原理原則"に従っており、決して、他人を攻撃する必要はありませんし、い ずれは皆が同一の考えに達すると信じております。従って、ここでの上記記事には攻撃的要因はいっさいありません。

以上よろしくお願い申し上げます。

 

永井恒司

↑ PAGE TOP