薬学概論抄:人類の英知による薬学・薬剤師の発祥の原点に立って医薬分業を考える

 

新カリキュラムによる薬学教育の開始が近づいてきましたので、日頃考えていること「薬学概論抄:人類の 英知による薬学・薬剤師の発祥の原点に立って医薬分業を考える」を2ページにまとめて述べさせていただき ますので、ご意見をお聞かせ下さい。来る29日の理事会の折りにでもお聞かせいただければありがたく思います。 文中の「政府と筆頭薬学団体が「医師の調剤」を容認する国は先進国で日本だけ」というような表現はあまり 耳にしない"タブー"であると思います。

"タブー"について、この新年、薬学界、薬剤師界、政界、製薬業界、行政等の多くのVIPの年頭の挨拶を拝 聴する機会がありましたが、"分業問題"に関しては、どなたも触れられませんでした。過去125年続いた「医師 の調剤」を廃止するに足る条件、即ち6年制薬学教育と薬剤師生涯教育制度が完備したのに、未だに完全 分業への移行の兆しは感知出来ない状況にあいます。これもタブーになっているからのように思います。

国際化により、"日本は特別である"とする例外は、過去の「武士の切り捨て御免」のように、いずれ消滅して行 きます。従って、世界普遍の事実であれば、例え日本で "タブー" でも積極的に国の内外に公表することが、 健全な国際交流の姿であると考えます。 日本の「医師の調剤」の実情について、薬学教育では教えられていないようですから、多くの薬学生と薬剤師の 意識の中では、外国も薬剤師は日本と同様だろうと勘違いしています。また、外国で日本の「医師の調剤」の 話をすると、「まさか一級先進国の日本で!」と驚きますから、日本の実情はあまり知られていないと思われます。

私がここに述べていることは、1975年に恩師石館守三先生に同行して、初めて国際薬学連合(FIP)年会に参 加して以来40回出席(正確には2回欠席)した経験に基づいておりますこと、お含みいただければ幸いです。

永井恒司

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